東京手描友禅制作工程


ここでは東京手描友禅の制作工程を御紹介します。


1. 下絵

白生地に構想通りの模様を青花液に含ませた面相筆で線描きします。この青花は紫露花の花汁で出来、水で洗い流すと消えます。

2. 糸目

漏斗状の筒紙から細い線状の糊を絞りだし、模様の輪郭に添って糊を置いていきます。
これは模様部分の染料と地の染料とが混じるのを防ぐ為です。
白い糸を引いたような細い線に見えることから糸目と言われてます。

3. 友禅さし

彩色ともいい、模様部分に筆や刷毛で染料を塗っていく作業です。
同じ素材の小ぎれなどに作った染料を少し着けてみることで絵皿と生地の上での色調の違いを調整します。

4. 伏せ糊置

地染のときに地色が染まらない様に模様部分を餅糊で塗りつぶす作業です。

5. 引染

「地染め」ともいい、模様以外の地の部分を平刷毛に染料を含ませ均一に染めていきます。

6. 蒸し・水元

地色を定着させる為に100℃位で40分〜50分蒸し、水荒いで糊や余分な染料を落とします。昔は神田川で行っていました。

7. 仕上げ

出来上がった反物に湯のしを行います。湯のしとは生地を蒸気に当てて、しわをのばし、幅を均一にします。
又染上った生地に金箔や手刺繍を必要に応じて施します。金箔豪華さを手刺繍は立体感を演出します。

以上が出来るまでの工程になります。

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小倉貞右

おぐら・ていゆう

昭和18年 東京、新宿区高田馬場に生まれる。
昭和37年 四代目田畑喜八に師事。

社団法人 日本染織作家協会理事
東京都工芸染色協同組合常任理事
経済産業大臣認定伝統工芸士
東京都認定伝統工芸士

小倉隆

おぐら・たかし

昭和51年 東京、新宿区高田馬場に生まれる。
平成18年 父小倉貞右に師事。


   

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